決断力養成講座 - 松下幸之助の決断力に学ぶ
松下幸之助は決断に際し
何を考えていたのか
過去の延長線上に未来が無い現代社会では、従来と違った発想を大胆に決断することが求められます。一代で松下グループを築き上げた松下幸之助は決断にあたってどんなことを考え、大切にしていたのかを、幸之助の決断事例を紐解きながら考えてみましょう。
ここで松下幸之助の決断に関する言葉を引用します。
決断すべき立場にある者は、決断しなければならない時は決断しなければならない。
まちがった決断をしてはいけないのは当然であるが、しかしそのことを恐れて逡巡していたのでは事は進まないし、なにも生まれない。
だから、あやまった決断をしないように、衆知に耳を傾け、また自問自答をくり返し、なにが正しいかを追求することは非常に大切だが、決断すべき時には勇気をふるって決断しなければならないということである。
もちろん、決断には責任が伴う場合が多いが、その責任を逃れようと考えていたのでは、正しい決断は下しにくいのではないか。そればかりか決断それ自体も下すことができず、いたずらに事を停滞させ、混乱させかねないと思う。
したがって、決断すべき立場にある者は、まず自分の責任の自覚をつよく持つことが肝要であろう。その自覚がしっかりしていれば、事にあたり、決断すべき場合に、適宜決断を下すことも比較的できやすいのではないか。
お互いに、21世紀の新しい日本に向かってのぞましい歩みを進めていくためにも、決断すべきときには勇気をもって適切な決断を下してゆきたい。そして、それによって、好ましい未来をひらく力強い歩みを進めていきたいものである。
このコースで得られるもの
- 判断と決断の違い
- 松下幸之助の「決断の軸」
- 人生に失敗などはない
- 変えられないものは受け入れる
- 不可能だから、できる
こんな方におすすめ
- プロジェクトにたずさわっている人
- 管理職
- 仕事の進め方で悩んでいる人
- 女性で、管理職を目指している人
- 大きな夢を持ち、実現を考えている人
存命中の経営者の言葉も大切ですが、「経営の神様」とまで言われた大経営者に学ぶことも、また大切ではないでしょうか。このコースで松下幸之助の決断の際、何を考えていたのかを学びましょう。
About the Instructor
1963年生まれ。香川県出身。神戸大学経済学部卒業。
1986年 松下電器産業(現パナソニック)入社。
松下幸之助の直轄部隊である経理社員として、事業計画策定、月次決算、経営課題検討を通じて事業部長の経営上の決断をプロデュースすることで、経営視点での「決断力」と経営者の動かし方を体得。
その後、経理責任者としてエアコン事業、半導体事業、本社部門で勤務。
1990年 1回目のお見合いで結婚を決断。
2013年 50歳の誕生日に起業を決断。
2014年 株式会社決断力を設立。
28年間で85個のプロジェクトに取り組み、現場での問題解決を主体的に行い、ビジネス現場で使える「決断力」(多様な人々を動かすスキル)。現場で「やりきる」コンサルタントとして、関係部門からの信望も厚い。
好きな幸之助の言葉は、「素直」「社員稼業」「雨が降ったら傘をさす」。
愛読書は、「ローマ人の物語」「蒼天航路(三国志)」「へうげもの(古田織部)」。
座右の銘は、「人生は後半戦が面白い!」。
Course content
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